しぶや荘のリニューアルにあたり、管理人的な僕が気になる女の子を紹介する企画が始まった。
記念すべき第一回目は入澤 沙加(いりさわまゆか)。1997年3月14日、新潟生まれの22歳だ。
約2年間だけ僕は新潟に住むことになり、そこで新潟美少女図鑑というフリーペーパーにモデルとして参加していた子が入澤さんだった。当時は高校生だったと思う。
地方のフリーペーパーとはいえ、新潟美少女図鑑でモデルをしているというのは新潟ではステータスが高いというか、わりと同世代の女の子の憧れの存在だったのだが、この入澤さんはたぶん憧れられていなかったと思う。
住んでいた場所は、新潟市内から車で走ること1時間半、長岡市の中之島という郊外。僕の勝手なイメージでは、適当にはま寿司とかマクドナルドに行って、ドンキでフラフラして毎日が終わるみたいな、別におしゃれでもなければ所謂地方の女の子的な感じで、まぁ入澤さんもそんな感じだったんだけど、その入澤さんの絶妙な芋臭さがかなり魅力的だったのを覚えている。
その頃だったかに、実はオーディションを受けていて、それがその後結構話題になった一夫多妻制アイドル清竜人25だったようで、書類審査を通っていたけど返信を忘れて落ちてしまったそうだ。
まぁ返信していても受かるかどうかは分からないけれど、そういう適当に過ごしていたら大事なことも忘れて、後で「あれ?」って思う典型的なタイプで、そこがまた魅力的ではあるが、何かをするにはどうにもならない存在が、入澤さんだと思う。
ほどなくして、入澤さんは長岡にある美容室に就職した。
「えっ?高校卒業して、専門学校も行かずに美容室に就職?」と思い聞いてみると、レセプションだという。レセプションが必要な美容室って新潟に滅多にないし、それも長岡と言えば郊外で、そんな規模の美容室があることに驚いたけど、聞いてみるとレセプション件雑用みたいな感じだった。
美容室で働いて、容姿も良いということで、すぐに練習台にされ、どんどん髪は短くなり、最後に会ったときは猿みたいになっていたのを覚えている。いや、あれは猿だった。いつも思うんだけど、何で美容師は女の子の髪をあそこまで短く切りたくなるんだろう?不思議だ。
まあ、そんなことはどうでもいいけど、その入澤さんに3年半ぶりくらいに再会した。今は美容室を辞めて、大通り沿いにある中古車屋さんで働き、日々洗車を繰り返しているという。完全に地方の22歳として君臨している。
見た目の方は少し印象が代わり、良い意味で罵声感があって人間味が出てきた。それを見た僕は、これはもう歌わせるしかないと思い、遅ればせながらギターを提案したところ、その気になり、最近では夜になると車にギターを積み込んで山に行き、真っ暗闇でギターと歌の練習を始めたという。
それなら「その練習風景を動画で撮って送って」というと、ちゃんと送ってきてくれたわけなんだけど、暗闇の中で歌う入澤さんはなかなか絵面が面白かった。
肝心の歌声だけど、、、、、これが結構いい。声に色気もあるし、なんとなく説得力もある。低音の残念感には笑ったけど、これから練習したらなんとかなるだろう。
これは入澤プロジェクトを始動させないといけないな。そう思った。
入澤 沙加のInstgaramはこちら









