サントリー白州蒸留所見学 〜酒女の休日・前編〜

どうも、酒女です。震災後、少しお休みをいただいておりました。

 

地震直後の絹さん

しばらく布団の中でギュッと丸くなっていました。怖かったねぇ

 

先日「最近酒ポエム書いてないね」と言われました。
いや、酒ポエムは書いてないよ。酒ポエムはヤバイから。また酒コラム更新していきますね。

 

先日、白州蒸留所に行ってきました!白州が好きすぎて山梨県まで来てしまいました。

大好きな白州のルーツを知りたかったのです。好きな子の地元とか、生まれ育った環境とか知りたくなるでしょ。シャンプーとか下着とか寝る時間とか知りたくなるでしょ。それと同じです。どうだ、気持ち悪いだろう。

 

アクセスは
1.新千歳空港→羽田空港(1時間30分)
2.羽田空港→新宿(40分)
3.新宿→小渕沢(2時間)
4.小渕沢→白州蒸留所(15分)

 

約4時間半!滞在時間より移動時間の方が長かったです。座ってるだけなのに、移動って結構疲れますよね。蒸留所に着く頃にはお尻が割れていました。全身がバキバキに痛い。

蒸留所の入り口

一同「うおおおおおおおおお」
看板を見ただけで突然興奮するオタクたち。

 

白州蒸留所に着くと森の香りがしました。移動中は人がいっぱいで息苦しかったので、伸びをして肺いっぱいに澄んだ空気を入れました。あー電車臭かった。この森の奥に…俺たちの白州が待っているのか…ドキドキ…ハスハス…

 

さらさらと小川が流れていました。補装された道の両脇は、生い茂る草木。白いキノコ。茶色いキノコ。グロいキノコ。でかいキノコ。整えられた背の高い木を見上げると、キラキラと木漏れ日が注がれています。風に揺れる木々の音や野鳥の鳴き声は、不規則なようでリズムがありました。

仕事ばかりしていると自然に触れる機会もなく、こうして森の中を歩いていると、あらゆるストレスから解放される気がします。森さんは偉大。

 

森の中を10分ほど歩くと広場に出ます。

なんか、いきなりいい感じの写真が撮れてしまった。

働いて、お金貯めて、片道4時間半かけて、私は白州に会いに来たんだよ。おおおおお。高まりますねぇ、お土産屋さんの屋根見ただけで。

 

石造りの博物館の中に入ると、白州の樽が壁一面に並んでいました。圧巻です。よーく探すと、1994年がありました。

私の生まれた年だ!高まる!!!

 

事前に有料ツアーの予約をしていました。たった1000円で蒸留所の内部見学と飲酒ができるなんて、安すぎるだろう。ケタ間違ってんじゃないの?算数できてんのかよ。10倍払いたいよ私は。

1.ウィスキーができるまでの工程の説明

ウィスキーが作られる工程を丁寧に説明してくれました。

ウィスキーは「モルトウィスキー」「グレーンウィスキー」に分けられます。前者の原料はモルト(大麦・麦芽)、後者はトウモロコシ、大麦・麦芽です。

白州はシングルモルトウィスキー。シングルとは、一つの蒸留所の原酒で作られたことを意味します。つまり、蒸留所の土地や気候、水などの個性が詰まっています。同じ製法でも、土地が違えば味も香りも変わる。白州は、山梨県北杜市白州町でしか作られないのです。

大麦の中でも二条大麦が使用されてます。ちなみに麦茶は六条大麦。そのままの麦芽と、ピートで燻したピーテッド麦芽を嗅ぎ比べることができます。圧倒的な香りの違いに「あぁ〜」と声が上がります。ピート(泥の塊)大好き女、危うく食べるところでした。柿の種とかに入れてくれないかなぁ。

2.仕込み

仕込みに移動すると温度と湿度が上がり、もわっとした空気を感じます。先ほどの麦芽を粉砕し、温かい仕込み水と混ぜ合わせます。おかゆみたいな感じになるそうです。この中でゆっくり混ぜて、止めて、沈殿。この沈殿物で自然に濾過し、麦汁が出来上がります。

3.発酵

麦汁に酵母を加え、ボッコボコ発酵させます。麦汁の糖分を分解しアルコールと炭酸ガスに変えます。この発酵槽、木桶なんですね。木桶に住み着く微生物たちの力も借りて、発酵しているそうです。小さな微生物たちが一生懸命働いていると思うと感動しちゃう。微生物さえ働いているというのに、私たちは… 働く乳酸菌、いつもありがとう。

 

こうして出来た発酵液は「もろみ」と呼びます。アルコール分7%くらい。木桶に窓がついていて、中の様子を見ることができました。

「すっげぇ泡」

4.蒸留

先ほどのもろみを蒸留します。2回蒸留することでアルコール分を70%くらいまで高めます。

銅製のポットスチルが並んでいるところも見学できました。長いもの、短いもの。アームが下向き、上向き。ストレート型、くびれ型。くびれ部分で滞留することで雑味がなくなるのだそう。このようにポットスチルの形の違いで、様々な性格の原酒が作られます。こんなに種類があるんだなぁ。ポットスチルの窓からぼこぼこと沸騰しているところも見ることができました。頑張ってくれ〜

5.熟成

バスで移動し、石造りの貯蔵庫へ。先ほどの様々な原酒たちが静かに眠っていました。お邪魔します。

ホワイトオークでできた樽はバレルとホッグスヘッドかな?小さめの樽が綺麗に並んでいます。中は少しひんやりしていて、横に広く、下も深い。貯蔵庫はウッとくるくらいアルコールが飛んでいました。ガイドさんの話聞いてるだけで呼吸が辛くなってきた。子供や体調悪い方は気絶レベル。気道は逝った。これが天使の分け前か。毎度思うが、あんたたち持って行き過ぎではないだろうか。

 

長年貯蔵して樽が呼吸することで、当然ながら蒸発していきます。蒸発している分も飲みたい気持ちはやまやまですが、熟成するためには仕方ないこと。

この蒸発を昇天とし、「天使に分け前(エンジェルズ・シェア)を与えているから、美味しいウィスキーを作ることができる」と昔の人は考えたようですね。いいえ、これは蒸発です。

 

ここで白州と無関係の余談。エンジェルズ・シェアは知ってる方も多いと思いますが、「デビルズ・カット」はご存知ですか?

悪魔の取り分、という意味ですね。これは熟成中に樽に染み込んだ分を指します。樽に染み込んだ分も飲みたい!という気持ち、わかる。一度樽に染みたものを抽出していて重厚感がありました。ジムビームから出てるのでぜひ飲んでみてくださいね。

 

内部見学を終え、次はいよいよ飲酒タイムです!

これらの工程と長い年月を経て、原酒たちはどのように変化したのでしょうか?

早く飲みたい、待ちきれない!

次回「酒女、まさかの原酒ストレート飲みの巻」

ぜひお楽しみに。

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