北海道WHISKY FES(後編)

引き続き、後半戦です。長いですがお付き合いください。

 

北海道WHISKY FES2018(前編)はこちら

 


9.10.WILD TURKEY RARE BREED/KENTUCKY SPIRIT

社会に笑顔を消された女、珍しく楽しそうな表情です。

 

バーボンウィスキーはあまり飲まないですが、せっかくなので飲み比べをさせていただきました。レアブリードは熟成した各年数の原酒のブレンドをボトリングしたもの。原酒そのまま、一切加水していないので1口飲むとカッと来て体が熱くなりました。せっかく貴重な原酒、ターキーの本質を舌で感じたいけれど、残念ながら舌が逝きました。さようなら。

ケンタッキースピリットはシングルバレルの贅沢なボトル。世界に1樽のオリジナリティ。私はこういうのに弱い。

 

箱入りのプレミアム感!先月バーでロックでいただきました。当たり前だけど高かった。飲んだ時のまろやかさに驚きます。「これほんとにワイルドターキー?」と聞くと、マスター「いえ、マイルドターキーです」とのこと。マイルドターキー、見かけたら飲んでみてください。バーボンで久々に「いいな」と思った1杯でした。

11.JOHNNIE WALKER GOLD LABEL RESERVE

歴史が長いジョニーウォーカー、お酒をあまり飲まない方でも1度は目にしたことがあるのでは?

細身のボトル、たくさん並べると美しいですね。ダブルブラックとスウィングのボトルが家にありますが、他のボトルも集めたくなりました。
レッド、ブラック、ブルー、グリーンラベルはバーで飲んだことがありましたが、今回初めてゴールドラベルをいただきました。なめらかな口当たりに驚いていると「中でもこれは上等品なんですよ」と出展者。レッドやブラックと飲み比べると違いが、もう!(興奮)これは割らずにストレートで舐めるやつです。

12.BENROMACH

はじめましてのベンロマック。100年もの歴史がありながらほとんどボトルを出すことはなかったそうです。スペイサイド地方ではマッカランやグレンフィディックなど有名な蒸留所がたくさんありますが、閉鎖していく蒸留所もありました。ベンロマック蒸留所も1度閉鎖したようですが、立ち上がって20周年。「やっと10年ができたんですよ〜!」と嬉しそうに話す出展者。

 


味はね、残念ながらはっきり思い出せないんですよ。どうして人は酔うと記憶を失ってしまうのか。でもブレッブレのベンロマックの写真がたくさんあったので、すごく感動したんだと思います。

13.14.FOUR ROSES

『フォアローゼズの生みの親からプロポーズを受け、答えをお預けにした女性。約束の日、その女性が4つの赤い薔薇を胸に彼の前に現れ、プロポーズをOKした』という素敵なエピソードがあります。この2人を結んだ赤い薔薇がラベルになっています。花のような香りのウィスキーにぴったりの、ロマンティックなエピソードですよね。

 

後藤家にもフォアローゼズにまつわるエピソードがあります。

私の誕生日に、父が「昔から好きでよく飲んでいた」とフォアローゼズをプレゼントしてくれました。娘と一緒にお酒を飲めて嬉しそうな父。2人で飲んでいるときに「ブラックは飲んだことないんだ」と話していたので、父の誕生日にフォアローゼズブラックを送りました。弟の誕生日にもフォアローゼズと薔薇のグラスを送りました。

大切に並べて保管していて、ある日「久々に飲もうかな」と戸を開けると1本もなく、母が3本飲み切っていました。嘘でしょ。久々にキレました。高かった生ハムを茹でて普通のハムに戻された時くらいキレました。父、思い出のウィスキー。私、弟、初めてのウィスキーボトル。母、酒豪伝説。今は薔薇のグラスだけが家に残っています。

 

今回はフォアローゼズプラチナ、フォアローゼズシングルバレルをいただきました。さすがプラチナ、華やかな香りがずっと残って脳内薔薇園です。鼻から抜ける香りがとってもフローラルで余韻を長く楽しめました。

15.KYRO NAPUE

このジンに出会えたことがフェス一番の収穫ですね。ほんと来てよかった。なまら美味い。わや美味いです。

フィンランドの素材を使ったボタニカルジンのナプエ、150種の中から世界一のジンに選ばれたそうです。であろうな。フィンランドのライ麦を使用しているのが特徴。何が美味いって、圧倒的ハーブ感。でもシンプルで爽やか。図々しくおかわりしました。好きなジンを聞かれたら、今日からは「ナプエ」絶対ナプエ。NAPUE。もう買うべこれ。

お隣の褐色のコスクエは、ナプエをアメリカンホワイトオーク樽で3ヶ月熟成させたものです。ジンを樽で!なんて挑戦的なんでしょう。ドライフルーツっぽい香りが感じられました。ジェムソンのカスクメイツと言い、キュロ コスクエと言い、発想が新しくて目がまん丸になってしまいました。今や樽で眠るのはウィスキーだけではないということか。

16.17.BOBBY’S/THE JAPANESE BITTERS

オランダジンのボビーズ、背が高く素敵なボトルですね。ジンのボトルデザインはどれもおしゃれだなぁと思います。

一口飲んで第一印象は爽やかなシトラス。スパイスをそれぞれ個別に蒸留してからブレンドするのが特徴なんだそう。手間ひまかかってますね。ありがとうボビー。これだけでも十分美味しいんですけどね、「もっと美味しくなりますよ」と出展者が次に出してきたのがTHE JAPANESE BITTERS!おおおお(叫)このTHE JAPANESEなデザインに心を打たれたおじさんたちが群がります。

ビターズとはハーブやらスパイスやら色々入った苦味酒のことです。カクテルの隠し味に使うと、いつものカクテルがグッと美味しくなりますよ。私はジントニックやモスコミュールに使っていました。アンゴスチュラビターズや他多数の銘柄がありますが、日本フレーバーのビターズが発売になります。これは大変なことですよ。世界中で大騒ぎになるのではないだろうか。私1人が大騒ぎしているだけなのだろうか。

フレーバーは紫蘇、柚子、旨味の3種類。試飲させていただきましたが、どれも濃くてそのまま食べてるように感じました。国産の天然素材を低温真空抽出しているので鮮度のある濃さ。紫蘇、柚子は想像できるかと思いますが、「旨味」って。余談ですが、旨味(グルタミン酸)は日本人が初めて発見したそうですよ。旨味ビターズは濃縮したダシ味でした。これらのフレーバーを先ほどのボビーズに1滴垂らすと、オランダジンと日本ビターズの化学反応で8倍美味くなるんですよ。ちょっと違うけどこれはうま味の相乗効果ですよ。分かりますか。私は興奮しています。

今回はジンに合わせましたが、焼酎や日本酒に合わせても美味しいのでは?いやー欲しい。ビターズなんか使わないけどこれは欲しい。

 

ということで、
素人がレビューさせていただきました。

 

「美味い美味い」言ってるだけでお酒の魅力が伝わったか不安はありますが、私が酒好きだということは十分伝わったことでしょう。

ウィスキーフェス全体の印象としては、蒸留所から熱量を感じました。厚岸蒸留所、レイクス蒸留所、安積蒸留所、静岡蒸留所など、「これも飲んで!この資料持って行って!」と知名度を上げようと力を入れてました。これからどんな味になっていくのか楽しみですね。いっぱい飲んで応援します。

会場には仲良しのバーテンダーたちがスタッフとして働いていました。深夜まで営業したあと朝から準備してくれたようです。夜型生活なのに突然早朝から駆り出されたバーテンダーの皆さん、ありがとうございました。メーカーの酒造りのこだわり、蒸留所の苦労話、発売前のお酒など、今回のフェスでしか得られないことがたくさんありました。また開催されると嬉しいなぁ。

さぁ今日も飲みに行こうか〜

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